他の人に不幸なことが起こった時、どこか喜んでいる自分がいる。
他の人に幸せなことが起こった時、どこかねたんでいる自分がいる。
「人の不幸は蜜の味」という言葉があるように、このように感じてしまう人はとてもたくさんいます。
こう感じてしまうのは、特におかしいことではなく、人間の心理として普通なことなのです。
しかし、他人の幸・不幸で一喜一憂するのは、とても疲れますし、バカらしいですよね。
この感情は、「優越感」「劣等感」と呼ばれるもので、意識すれば自分自身でコントロールすることができます。
まずはそれぞれの感情を理解しましょう。
優越感とは
優越感とは、他人に比べ、自分のほうが優秀だ、上であると感じてしまう感情です。
例えば、クラスでモテモテの女の子が、地味で暗い女の子の前で態度が大きくなったり、お金持ちの家庭が、貧乏な家庭を見て、かわいそうにと思ってしまう時などに優越感を感じています。
例のように、もともと自分より下な人間を見下す時に感じてしまう優越感もあれば、自分より優れている人が、失敗した時に「ざまあみろ」と感じてしまう優越感もあります。
優越感とは、人の不幸を喜ぶ行為に繋がる感情です。
劣等感とは
劣等感とは、他人に比べ、自分のほうが劣っている、下であると感じてしまう感情です。
例えば、モテモテな女の子を羨ましく思い、「あの子ばっかりモテモテで悔しい」と感じてしまう感情や、仕事などで重大なプロジェクトを任された時、「なんで私が・・」と感じてしまう感情が劣等感です。
劣等感は、人の幸せをねたむ行為に繋がる感情です。
優越感、劣等感を感じなくする方法
誰しもが、優越感、劣等感を感じてしまうことがあると思います。
優越感、劣等感を感じてしまう原因は、自尊感情が低いことから、他人と自分を比較し、優劣を決めてしまうことす。
自尊感情とは、自分を評価する感情のことです。
簡単に言えば、自分はすごい、できると思う感情です。
自尊感情を高めることで、優越感、劣等感は徐々に感じなくなってきます。
自尊感情を高める
自尊感情を高めるには、自分に自信を持つことが重要です。
自分に自信があれば、他人と自分を比べ、自分の方が上などの優劣を決めることもないと思います。
自尊感情を高めることで、人の不幸を喜び、人の幸せをねたむという行為を直すことができます。
自分に自信を持ち、他人の幸・不幸で一喜一憂することをやめ、感情に振り回されずに自由になりましょう。