ランニング中に、ふくらはぎの筋肉痛の起こるケースはしばしばあると考えられています。
どのような理由でふくらはぎに筋肉痛が起こってしまうのかは、抑えておくと予防にも繋がるとされています。
また、筋肉痛が発生した後の対処法に関しても、的確な方法を知ると悪化を防ぐことができるでしょう。
ランニングで発生するふくらはぎの筋肉痛について、様々な点からチェックしていきたいと思います。
スポンサーリンク
つま先からの着地が常態化している
長距離のランニングを行うときには、つま先から着地する癖が常にあると、ふくらはぎに負担がかかりやすくなります。
つま先に伝わる地面からの衝撃が非常に大きくなることから、ふくらはぎを痛めやすくなります。
その状態が持続することによって、筋肉痛が発生しやすくなることから、かかとからの着地を意識した走行を持続することがベストです。
走るときの着地の方法次第で、ふくらはぎの筋肉痛の予防や緩和が期待できると提唱されています。
走行時の足の幅が大きすぎる
ランニング中は、走行時の歩幅が大きすぎると下半身に負担がかかりやすくなります。
ストライド走法では、歩幅が大きくなり、少ない歩数で長い距離を走ることが可能になります。
その一方で、歩幅が大きくなって足に負担がかかりやすくなり、特にふくらはぎにもそのダメージが蓄積されやすくなります。
筋肉痛やふくらはぎの損傷の発生する可能性があることから、ストライド走法で足を痛めた経験のある人は歩幅を小さくして走行することがオススメされています。
スポンサーリンク
履いているランニングシューズの劣化
ランニングシューズは、使い続けることで劣化が進みます。
劣化してきたランニングシューズで走り続けると、自然とふくらはぎにも衝撃が伝わりやすくなります。
新しいシューズは、底面のクッション機能がしっかりと作用するため、全身に負担がかかりにくく快適に走行できます。
しかし、長期間使い続けることで、クッション機能が低下し、裸足で走行する状態に近い衝撃が掛かり続けることになります。
ランニングシューズの劣化が進んできたら、新調することが対策として有効になるでしょう。
オーバーワークによるふくらはぎへのダメージ
ランニングの初心者は、少しの距離でも疲労や筋肉痛が出やすい状態です。
その状態にもかかわらず、長距離をいきなり走ろうとしたり、無理な方法で走行しようとしたりすると、ふくらはぎへのダメージが一気に掛かってしまいます。
筋肉痛が発生するだけではなく、その痛みが長引く可能性もあり、注意が必要です。
ランニングを始めたばかりの人や、ブランクがある人は、少しずつ距離を延ばすなど工夫しながらランニングを楽しむことが筋肉痛予防に最適です。
スポンサーリンク
筋肉痛が起こったらぬるめの風呂でリラックス
ふくらはぎの筋肉痛がランニングで発生したら、ぬるめのお風呂にゆっくり浸かってリラックスすることがベストです。
少しぬるいお湯に浸かることで、ふくらはぎやその周辺の血行促進が実現されます。
筋肉痛の改善のためには、血行促進で栄養分をしっかりと行き渡らせる必要があるため、入浴によってその効果をアップさせることが重要です。
また、入浴後はストレッチをすることで更に血流が活発になることも期待できると考えられています。
ハイペースでランニングの予定を作らない
ランニングでふくらはぎが筋肉痛になっても、連日走るという人もいるのではないでしょうか。
しかし、筋肉痛で走ることが辛いと感じる場合には、無理にランニングの計画を立てないことも大事になります。
ハイペースでランニングの計画を立てず、休養も積極的に取り入れることが良いとされています。
筋肉痛が収まらないまま走行すると、痛みが悪化したり、筋肉の損傷を起こすリスクも考えられます。
その心配を取り払うためにも、筋肉痛と付き合いながらランニングのプランを立てることが望ましいです。
まとめ
ふくらはぎの筋肉痛は、ランニング中の様々な要因によって発生すると考えられています。
走り方や履いているシューズなど、その要因となる部分は多岐にわたります。
万一ふくらはぎが筋肉痛になった場合は、ぬるめのお湯でリラックスし、オーバーペースにならないように走る頻度を設定することが肝要です。
こうした点に注意すると、ふくらはぎの筋肉痛の予防や悪化防止が期待できるでしょう。